零 ~紅い蝶~

2004.03.04  渡邉達朗

零 ~紅い蝶~

青木さんから薦められていたので先週末に本作を購入。プレイしてみたところ、想像していたよりも遥かによい作品だったので紹介しておきたい。

「零 ~紅い蝶~」は2003年11月27日にテクモから発売された、和風ホラーが題材のアクション・アドベンチャーゲーム。「零」シリーズの2作目にあたる。

本ゲームの目的は、双子の姉妹・澪と繭が迷い込んだ廃村から脱出すること。基本的に妹側を操作することになるが、姿を消した姉を追いかけるうちに、地図から消えた村・皆神村で行われてきた儀式の謎が次第に明らかになっていく。

最初はとにかくもう怖くてたまらなかったのだが、暗い画面と絶妙な音楽、そして突如震えだすコントローラーの生み出す世界にだんだん引き込まれていった。ゲーム中は射影機と呼ばれるカメラを使って霊と戦うのだが、いろいろパワーアップすることが可能で、慣れてくると上手く撮れるようになるのも楽しい。

CGも非常に美しく、女の子のアップなどは息を呑む出来栄えだ。ムービー部分とプレイ部分のクオリティの差も上手くごまかしており気にならない。

エンディングもゲームならではの特性が遺憾なく発揮されており、その衝撃はとても言葉にできないものだった。恐ろしくも切ない、まさに日本ホラー作品の最高峰と言える作品だと思う。

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零 ~紅い蝶~

2004.3.4

アドベンチャーゲーム, ゲーム