CRISIS CORE – FINAL FANTASY VII –

2009.02.22  渡邉達朗

CRISIS CORE - FINAL FANTASY VII -

FF7をクリアしてからだいぶ経ってしまったが、ようやく「CRISIS CORE – FINAL FANTASY VII -」をクリアした。非常に満足度の高いゲームだったが、クリアした後のこの何とも言えない気分は、プレイした方ならご理解いただけると思う。結末がどうなるかを知っていてもなお、エンディングを見たときは胸にグッとくるものがあった。

本作はFF7の7年前の世界を描いているアクションRPGである。

まず電源を入れて遊び始めて感じるのは、高精細で美麗なグラフィックで展開するデモムービーへの感嘆だ。そしてプレイ画面に至っても、PSP作品の中で群を抜いてきれいな映像でキャラクターが動いてくれる。10年前のFF7にもため息が漏れたが、10年でゲームはここまで、しかも携帯型ゲーム機でここまで進化したのかと唸ってしまうほどだった。

また、ファンサービスも過剰なくらいに充実している。本編の主役であるクラウドやセフィロスの7年前の姿も見ることができるし、ザックスとエアリスの心の交流も描かれる。ティファやユフィなど、おなじみの仲間たちも登場し、FF7を知っていれば知っているほど楽しめるだろう。

本作の戦闘における独自のシステムと言えるのがデジタルマインドウェーブ(D.M.W)という要素なのだが、これは途中までサッパリ意味がわからなかった。要はスロットのようなもので、その絵柄と数字が揃うことによってレベルアップしたり、戦闘中にさまざまな効果が現われるというものだ。

メインストーリーとは別に、ミッションをこなしていくことで多数のマテリアやアイテムを入手できるのだが、最後の方は全てのD.M.Wを100%にしたくてミッションをこなしつつスロットを回しまくっていた。おかげでプレイ時間がえらいことになってしまったのだが、やり込み要素が充実しているのは、この作品の良い点の一つだろう。

なんにせよ、FF7の世界が好きな方には文句なく勧められる作品である。ぜひザックスの生き様を堪能してほしい。

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CRISIS CORE – FINAL FANTASY VII –

2009.2.22

ロールプレイングゲーム