風を継ぐ者

2009.08.02  渡邉達朗

昨日は演劇集団キャラメルボックスの「風を継ぐ者」を観てきた。

せっかく池袋に行くのだから、池袋東武にある「グリル満天星」で腹ごしらえしてから劇場に向かうことにした。ここの名物オムレツライスは、包んであるというよりは、とろとろのふんわり卵のせてあるという感じで美味。デミグラスソースとの相性も抜群だ。

お腹がいっぱいになったらサンシャイン劇場へ。「風を継ぐ者」は初演が1996年、再演が2001年、今回が8年ぶり3回目の上演となるそうだが、自分にとっては初めての観劇だった。

新選組を描いた作品だが、劇中に出てくる実在した隊士は土方歳三と沖田総司だけ。足が速いのが取り柄の立川迅助、父親が学問所の教授という文武両道の小金井兵庫、そしてイロモノキャラである勘定方の三鷹銀太夫といった創作の人物が登場する。雰囲気は言葉より以下のダイジェストムービーを観てもらった方が伝わると思う。

前回「容疑者Xの献身」を観たときにも感じたのだが、この劇団は本当に堅実でまじめな芝居をする。「風を継ぐ者」でも随所に笑いや泣きの要素を入れているのだが、すごく計算されたものであって、全体に無駄がなく優等生という印象が強い。

優等生というとつまらなそうな印象を与えてしまうかもしれないが、「風を継ぐ者」は本当に素晴らしい演劇だった。多少美化しすぎている気はしたが、新選組を好きな人であれば観て損はないと思う。特に殺陣はぜひ生で観てほしいと思うくらい迫力があった。

この作品の影響を受けて書かれたという渡辺多恵子さんの「風光る」にも興味が湧いた。機会があれば読んでみようと思う。

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2009.8.2

テレビ・映画・演劇, 池袋