Windows 版 Flash Professional CS5 の不具合

2010.08.17  渡邉達朗

Flash Professional CS5
この問題に対する修正パッチが早急にリリースされるだろうと思い、様子を見ていたのだが、一向にAdobeが対策を取らないようだし、多くの人にとって非常に影響のある不具合のため、告知の意味も込めて Windows 版 Flash Professional CS5 の問題点について書いておく。

<症状>

  • Windows 版 Adobe Flash Professional CS5 で FLA または XFL 形式ファイルを保存し、再度開くと「メモリにシーンをロードできませんでした。ムービーが壊れている可能性があります。」 というエラーメッセージが表示される。
  • libraryディレクトリ内に画像のファイル自体は存在するものの、ファイル容量はすべて 0 byteとなっており、うまく保存できていない。
  • ステージに配置していた画像などが表示されない。
  • ライブラリのプレビューが表示されない。
  • ライブラリから画像ファイルを配置しようとすると、アプリケーションが強制終了する。(おいおい……)

<対処法>
公式のTechNoteに解消方法が掲載されているが、1バイト文字だけの新規ユーザを作らないといけないという内容で、まともな解決方法とは思えない。2バイト文字を含むアカウントなんて日本のユーザなら十分考えられると思うので、Adobeが早急にパッチをリリースすることを期待する。
http://kb2.adobe.com/jp/cps/855/cpsid_85524.html

<2010.9.9追記>
Flash Professional CS5 11.0.2 アップデートがやっとリリースされた。
http://www.adobe.com/jp/support/flash/downloads.html

以下、Adobeの説明。

09/07/2010 この Flash Professional アップデートには、Flash Professional CS5 用に一部の古いファイルを開き、新しい XFL 形式で正しく保存する能力を向上するための修正が含まれています。また、このアップデートは、一部のコンポーネントをステージに追加できないという問題、 TLF のリンクされたコンテナにおけるすべてのプロパティの保持、TLF テキストフィールド内の一部の文字に対する処理の改善、およびその他の小さな問題にも対処しています。

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2010.8.17

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