「逆転裁判4」は2007年4月12日に発売されたシリーズ初のニンテンドーDS用ソフト。新キャラクター・王泥喜法介が新たに主人公として登場し、「逆転裁判3」の内容から7年後が描かれる。
基本的な部分は前作までと同様だが、移植作「蘇る逆転」に登場したカガク捜査、ポリゴンの証拠品などのシステムは全編に組み込まれている。また、今作から「みぬく」と呼ばれる人の癖をみぬく能力を用いて法廷パートを進行させる新システムが登場する。
当初はシリーズを一新させる意味で、旧作のキャラクターは一切出さない予定だったようだが、成歩堂龍一や裁判長といった愛着のある人物が引き続き登場してくれたのは素直に嬉しい。(真宵ちゃんや御剣は出てこず、糸鋸は回想シーンのみだったが……)
ただ、旧3部作への思い入れが強かったせいか新しいキャラクターに馴染むことができず、会話や逆転劇をあまり楽しめなかったのは残念だった。無理に「逆転裁判」シリーズにしなくても良かったのではと思うほどだ。前作をプレイしていない方の方が本作を純粋に楽しめるかもしれない。