前々から気になっていたiPhoneアプリが昨日リリースされた。その名も「MogSnap」。もぐもぐとはもちろん物を食べるときのあの幸せな音のことで、もぐもぐをTwitterで共有し遊んでしまおうというコンセプトで作られている。
Twitterクライアント自体は様々なものが既にリリースされていて、それだけで独自性を出すのは難しいが、このアプリは食事風景などを共有することにフォーカスしている点でうまいと思う。多機能よりも単機能の方が理解されやすいし、研ぎ澄まされた良さを出せるからだ。
RHYTHMTYPEの栄前田氏(@katsutaro)がつぶやいておられたのを見たのがこのアプリを知るきっかけだったのだが、このアプリで一番感心したのがその栄前田氏が担当されたUIやWebデザインの部分だ。
食事や食品のデータを共有しようとすると、ついついいろんな項目を入力させたがるものだが、このアプリは極めて入力項目が少なく、初めて使う人でも迷わないよう徹底してわかりやすさ、楽しさを追求されているように思う。「体験がデザインされている」とでも言うべきだろうか。iPhoneアプリとしての基本は踏襲しつつ、ポイント取得の演出やボタンレイアウト、画面遷移などよく練られていると感じた。モーとグーという二人のキャラクターや、レベルアップで貰えるアイテムなど、イラストのテイストや使い方も絶妙だ。
くどくどと書いてしまったが、とどのつまり言いたいことは、このアプリを使って「もぐもぐ」を共有するのは楽しいですよ、ということだ。僕自身、「神楽坂ごはん」というサイトで食べたものを記録し、共有することの楽しさを感じているつもりだったが、まだまだいろんなやり方があることに気付かせてたこのアプリに感謝したい。
※現在、アクセス過多でWebサイトの方は見れない状態が続いているようだが、気長に待ってあげてほしいと思う。じきに落ち着いてくると思うので。