不惑

2014.07.08  渡邉達朗

40歳に、なりました。

学生のころイメージしていた40代は、パリっとしたスーツを着て仕事をこなし、夜は行きつけのバーで酒や煙草をたしなみ、週末はゴルフに行くというものでした。今の自分とはずいぶんかけ離れていますね。行きつけなのはラーメン屋くらいです。

最近はとくに健康を意識するようになりました。なんかもうジジくさくて嫌になりますが、数年前にギックリ腰になったとき、健康じゃないと何もできないことが身に染みてわかったので、以前よりは気をつけています。デンタルフロスもかなり上達しました。

論語には孔子の教えとして、「40歳になると事理が明らかになって、物事に惑うことがなくなる」と記されているそうですが、そのような気配はまったくありません。日々惑いまくりです。

少し大人になったかなと思えるのは、この世にはどうしようもないことが起きることを理解し、あきらめることが出来るようになった事くらいでしょうか。とは言いつつも、しばらくモヤモヤしてしまうほど、簡単には割り切れないことが多くありますが……。

苦手な人とはできるだけ距離をおき、好きな人とは関係が途切れぬよう心がけるという、人間関係のデフラグめいた処理はだいぶ進みまして、以前ほど人間関係のストレスに悩むこともなくなりました。このあたりの変化は、ごく自然な成り行きという気がしています。

会社を立ち上げ、結婚し、住宅ローンも背負った今、つべこべ言わずに働き続けるしかないわけですが、母が亡くなってからは家族と過ごす時間を大切にしたいと思うようになったので、そのための時間だけは何とか作っていきたいと思っています。

いつも支えてくれる家族や友人、仕事でお付き合いいただいている方々に心から感謝を。今後ともよろしくお願いいたします。

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