21_21 DESIGN SIGHTで開催中の企画展「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」を鑑賞。写真集「ニューヨーク」で鮮烈なデビューを果たし、今年90歳になる巨匠ウィリアム・クラインの作品とともに、現在日本やアジアで活躍する写真家たちの作品を展示している。
会場の入り口となるロビーで来館者を出迎えるのは、実際に使用したカメラなどクラインの活動を凝縮した空間。ギャラリー1ではクラインが映像作家・TAKCOMとコラボしたインスタレーションが映し出されていた。
続くギャラリー2では「22世紀を生きる作家たち」として石川直樹+森永泰弘、勝又公仁彦、沈昭良、須藤絢乃、多和田有希、西野壮平、朴ミナ、藤原聡志、水島貴大、安田佐智種の作品が並ぶ。
一見鳥瞰図のようにみえる西野壮平による「ジオラママップ」や、東日本大震災の津波で流された福島の住宅基礎を撮ったものを解体し再構成した安田佐智種の「みち(未知の地)」は特に興味深かった。