ジャパンナレッジセミナー2018

2018.06.26  渡邉達朗

ジャパンナレッジセミナー2018
今日は御茶ノ水ソラシティで開催された「ジャパンナレッジセミナー2018」に参加してきた。45万首に及ぶ和歌の一大データベースである「新編国歌大観」がジャパンナレッジに加わったことから、人文研究に与えるインパクトをテーマにしている。

ジャパンナレッジセミナー2018
基調講演は成蹊大学文学部・平野多恵教授による「和歌で知る日本文化のエッセンス-Webアプリ“開運☆せいめい歌占”から見る知識データベースの可能性-」。先日リリースされた江戸時代の和歌占いアプリ「開運☆せいめい歌占」の和歌を読み解きながら、ジャパンナレッジを用い日本文化がどのような形で和歌に息づいているのかを解説されていた。

ジャパンナレッジセミナー2018
続く事例発表は佛教大学図書館・飯野勝則専門員による「地名を知らば天災危うからず!? ~ジャパンナレッジを用いた地名レファレンスの可能性」。「角川日本地名大辞典」や「日本歴史地名大系」を有するジャパンナレッジを用いることで、地名に潜む災害の危険性をどれだけ明らかにすることができるのか、報道された蛇落地悪谷など実際の事例をもとに検証されており興味深かった。

ジャパンナレッジセミナー2018
最後はKADOKAWA文芸局辞書編纂室・板倉基氏から「今後の学術DBの発展に向けて」と題して、DIGITAL HUMANITIESや学術情報リポジトリについての解説。辞書などのオープン化について、出版社側がどんなことを考えているのか聞くことができた。

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2018.6.26

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