2010年2月5日にベルサール九段で開催された「Movable Type Developers & Designers Conference TOKYO」(MTDDC Tokyo)に参加。会場に着いたら様々な職種や年代の多くの人々が集まっており活気に満ちていた(会場もリアルに暑かった)。また、デザイナー目線の話もあれば、エンジニア向けの解説もあったりと、MTへの理解を深める意味でも行ってよかったと思える内容だった。
http://www.movabletype.jp/blog/mtddc_tokyo.html
参加中にTwitterを利用して書きとめていたことを中心に、個別のセッションについての感想を記しておく。
●Movable Type 5 成長するプラットフォーム
Movable Type事業担当イケメン金子順氏によるMT5の特徴や新機能の紹介。開発の背景なども聞けて面白い。カテゴリーに連動した、項目の表示設定が可能なカスタムフィールドは仕事で使えそう。
●テーマの大冒険
Movable Typeエンジニア 澤田哲氏によるテーマを使ったブログのカスタマイズについての解説。上記スライド(右クリックで進む)もMT5のテーマ機能を使って作られており、インディージョーンズなロゴタイトルが印象的だった。エクスポートしたのをベースにカスタマイズしていく手順は以前のテンプレートセットと比べて楽そう。 テーマを摘要したブログだけalt-tmplで管理画面を変更できるのは凄く便利そうだ。
http://blog.aklaswad.com/gaott/
この後、当初予定になかった毎コミさんのMT本の歴史紹介があり、説明が上手でかなり笑わせてもらった。
●Brand new API
Movable Typeエンジニア 高山裕司氏による、MT5で追加・変更されたAPIについての説明。知的な方で話も超上手。誘導が上手くて「WordPressに似てますよね!」って言いたくなる箇所があったが自粛した(大人なので)。
●シックス・アパートの Web サイト管理
Six Apartウェブデザイナー 広瀬修司氏による、Six ApartのサイトがMTでどのような構成・管理をされているのかや、少人数でのサイト管理の工夫点等の発表。この方の説明はリアルな感じが好感を持てた。MTを利用してそれなりの規模のサイトを作ったことがあるだけに、mt:includeよりSSIの方が多用されている理由はよく解る。MTにおける再構築の負荷は本当にバカにできない。
この後にも追加で、井上氏によるMTの品質管理やフィードバックに関する話があった。
●Lightning Talks
自分も少し話したのだが、完全に空気を読み違えていて凹んだ。Ustreamの中継を会社の人が見たようで、記憶を消す魔法が欲しくなったくらい。僕以外の人は5分とは思えない密度の濃い発表をされていて、プラグインに関する知識も増やすことができた。一番印象に残ったのは、Power CMSなどで有名なアルファサードの代表 野田純生氏が作成した、MeCab(和布蕪)による形態素解析を使った自動タグ付け機能。デモはうまく動かなかったけど、素晴らしい試みだと思う。
上の写真は会場で貰えたMT5タグなどのグッズと、Lightning Talks参加者が貰えたイベントTシャツ。Six Apartさん、ありがとうございます。