年末年始はいつも通り富山へ。大混雑の東京駅・銀の鈴広場では、1月3日までの期間限定で「動く浮世絵」が展示されていた。歌川広重の代表作「名所江戸百景」の「する賀てふ」をアレンジし、シンメトリーで自然な遠近法を使って表現された日本橋の街並みと、大きな富士山が印象的に描かれている。
グランスタも恐ろしいくらいの混み具合。浅草今半を訪れたところ、「仙台牛 牛肉重」という珍しい弁当を売っていたので購入した。新幹線に乗りながら食べると、また格別に美味しい。
北陸新幹線は定刻通り富山駅に到着。こちらも晴れていて気持ちがいい。富山駅の南北自由通路では「とやまエキナカ デコレーション 正月」が展示中。立山杉の樹皮を漉き込んだ富山の和紙を使って、富山のシンボル「立山連峰」が作り上げられていた。
実家のあるあたりまで来ると、遠く山々の姿がはっきり見えるほど空気が澄んでいて爽快だ。
2日目の富山は雨の予報で、年末年始の買い出しが憂鬱だったが、徐々に天候が回復してくれて助かった。昼からは日差しも射してきたので、大晦日とは思えないほど暖かい。まるで小春日和だ。
買い物してたらお腹が空いたので、コメダ珈琲店で親父と同じヒレカツとブレンドコーヒーを注文。揚げたてのカツはやっぱり美味い。
親父が階段の上り下りに不安を感じてきたというので、ホームセンターで階段用の滑り止めを買ってきて取り付けたら喜んでくれた。
2016年最後の食事は、親父の趣味で石川遼と松山英樹の極限ゴルフ対決なんかをテレビで観ながら、刺身や寿司をたらふく食べた。二人でビール飲みながらまったり過ごしていると、年の瀬なんだなと改めて感じる。
親父とマルちゃん「緑のたぬき蕎麦」を食べながら「ゆく年くる年」を見ていたら、いつのまにか2017年を迎えていた。
今年のお正月は親父の希望で御節はなし。ぜんざいや笹寿司を食べてお腹いっぱい。
元旦の夜はカレー。親父が買ってくれたいいお肉をたっぷり入れたので、贅沢なビーフカレーになった。
4日目の富山は曇天だが、時折りさす日差しは暖かい。親父とまったりとブラタモリを観ていたら、あっという間に東京へ戻る時間となった。別れを惜しみつつ、実家を後にする。
晴れた日の富山城は本当に美しい。
正月を迎える富山駅では、富山県立上市高校書道部による書道パフォーマンスが披露されていた。
いろんな路面電車を見ることができるのも富山のいいところ。
きときと市場でお土産を買ったあと、お腹が空いたので「海幸山幸 越中茶屋」にて白えび天婦羅うどんをいただく。氷見うどんと白えび天の組み合わせは絶品。
北陸新幹線「かがやき」に乗り一路東京へ。車窓の風景を眺めつつ、親父と話したことなどを思い返した。