いいちこ

2008.01.19  渡邉達朗

いいちこパーソン

最近焼酎を色々試している。元々日本酒が好きだったせいか米焼酎が一番飲みやすく、次に麦がしっくりくる感じだ。その中で三和酒類の「いいちこパーソン」はホームポジションというか、自分にとって欠かせない存在になりつつある。

最初に惹かれるポイントは、その美しいボトルデザイン。無駄なものが本当に何もなく、ロゴが直接ボトルにプリントされているところなど、デザイナーの執念を感じるほどだ。

続いて味。クセが無く、香りも控えめなので、「こんなの焼酎じゃない」と言われることも多いようだが、その素朴な味が自分は気に入っている。主張しすぎないからこそ、呑み飽きないのだろう。どんな割り方をしても合うようだが、無色透明なこの酒にはオン・ザ・ロックが一番似合うと思う。氷が溶けていくのを眺めるのも楽しい。

最後に手に入りやすさ。酒屋に行かなくても、マンションの一階にあるサンクスで売っている。しかも安いとくれば、もう言うことはない。

他人に薦めるような上等な酒ではないが、ボトルが気に入った方は飲んでみるのもいいと思う。

……で、ここからは今日の話。久しぶりに酒屋を覗いたら「いいちこスペシャル」が置いてあった。他の焼酎と見比べつつ、どれにしようかしばらく悩んだのだが、いつも飲んでいるものとは別物らしいという噂は聴いていたので購入してみることに。

いいちこスペシャル

まずはロックで飲んでみると、味も香りもパーソンとは全く違う。焼酎というよりはブランデーのような印象だ。原酒は樽で熟成されているそうで、色は琥珀色。氷と溶け合う様が美しい。いつも飲むような酒ではないが、瓶のデザインも洗練されているのでプレゼントにはいいと思う。

プレゼントといえば貰ってみたいのが「いいちこフラスコボトル」。残念ながら近所で見かけたことはない。

http://www.iichiko.co.jp/design/products/

「いいちこ」は本当に写真が素晴らしいと思う。公式サイトでは一連の広告はもちろんのこと、下町のナポレオンの商品写真すら綺麗にまとめていて参考になった。

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いいちこ

2008.1.19

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