昭和24年創業、戦後の荻窪で屋台から始まった「春木屋」。
荻窪ラーメンの代表格であり、煮干しの香りが際立つスープと、自家製の中太ちぢれ麺の組み合わせは絶品。地元民にも愛される人気店だが、家から徒歩3分なので、空いている時間を狙うと並ばず入れるのも嬉しい。
夏季限定メニューの「平打ちつけ麺」は、旨味のあるつけダレが自家製平打ち麺によく絡んで相変わらず美味しい。大盛りいけたなと思わせる、もっと食べたくなる感じはさすが春木屋といったところか。
同じく夏季限定メニューの「冷やし中華そば」は春木屋伝承のタレが中太ちぢれ麺に絡む逸品で、ラーメンと冷やし中華のいいとこ取りしたような美味しさだった。
「春木屋」といえば昔ながらの中華そばというイメージだが、実は冬季限定で「みそ中華そば」も販売されている。アツアツで上品な味噌スープは野菜の旨味たっぷりで、中太ちぢれ麺との相性も抜群。パプリカ、ニラ、もやし、ひき肉など具材も彩り豊かで、大きなエリンギや角切りチャーシューがすごく美味しかった。