旅人の木

2014.11.24  渡邉達朗


荻窪南口仲通り商店街を進み、ドトール脇の目立たない路地を曲がってすぐのところに「旅人の木」というラーメン屋がある。吉祥寺の「一二三」で修行を積んだご主人が奥さんと二人で切り盛りされており、こぢんまりとしているが品が良くて大好きなお店だ。このお店には不思議な縁を感じていて、以前三鷹に住んでいたときも近所だったのだが、荻窪に引っ越してきてからはさらに近くなったので頻繁に通っている。

旅人の木
こちらの醤油ラーメンはあっさりスープと細麺の組み合わせ。麺は全粒粉入りのものを使用しており、蕎麦のような食感を楽しめる。刻み玉ねぎと揚げネギを効かせたスープはコクがあり、肩ロースのチャーシュー、メンマ、カイワレ、海苔などトッピングも豊富。魚粉を徐々に溶かしながら味の変化を楽しむのも一興だろう。

旅人の木
「旅人の木」はピリ辛の油そばも美味しいのでおすすめ。ホロホロチャーシュー、極太メンマ、大量の魚粉と玉ねぎが特徴的な和風の油そば。チーズトッピングと相性抜群で、ナンプラーや青のりを混ぜて味の変化を楽しむのもいい。

旅人の木
久しぶりに油そばを食べようと訪れたところ、醤油ラーメンの販売が終了しており、そのかわり新商品「旅の乾拌麺」が登場していた。旅の乾拌麺は辛くない汁無し麺のことで、定番商品のピリ辛油そばと差別化する意味でこの名称にしたのだとか。味もいわゆる普通の油そばに近い味で、辛さが苦手な人には喜ばれそう。途中でラー油やお酢を加えてみるのもいいだろう。

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旅人の木

2014.11.24

ラーメン, 荻窪