北陸新幹線を利用した初めての富山帰省。東京駅のホームは記念撮影する人々でとても賑わっていた。
行きは最速の「かがやき」、帰りは馴染みのある名称の「はくたか」に乗る予定。せっかくの初かがやきなので1号車1番E席(いちばんいい席)にしてみた。実際に中を見てみると、最新設備の新幹線は本当に綺麗で機能的。上越とは比べものにならないな。
そういえば、世界遺産である富山県・五箇山の合掌造り集落を紹介する本格的な模型が、東京駅の銀の鈴に置かれていて驚いた。1/10スケールのこの模型、細部まで作り込まれていて、なかなか見ごたえがある。
新幹線は新しくなっても、車中のお供は変わらず。創業明治28年・浅草今半の牛肉弁当。
あっという間に富山駅到着。早すぎる……。
WELCOME TOYAMA
工事中の様子を見てきただけに、北陸新幹線開業に合わせて高架化を進めてきた富山駅が、無事完成した姿を見ると感慨深い。
富山駅は全国で初めて新幹線の高架下に路面電車の停留所が整備された。改札口から数十メートル歩くだけで路面電車に乗り継げるのは、冬場は特に便利だろう。
富山駅新幹線高架下には路面電車の乗り場だけでなく、「きときと市場とやマルシェ」や「クラルテ」といったショッピングセンターもオープンしており、特にとやマルシェの方は多くの人で賑わっていた。
新しい施設が賑わっている分、いつもお世話になっていた「とやま駅特選館」がどうなったか見に行ったところ、完全に閉鎖され取り壊しを待つだけとなっていた。富山ステーションデパートの面影はどんどん無くなっていくのだろう。
富山市内の老舗料亭「五万石 千里山荘」が、北陸新幹線開業を記念し、初めて駅で提供すると親父が耳にしたらしく、ここの弁当を買ってくるよう仰せつかっていた。お店を訪れてみると売り切れも多く、人気のほどが伺える。味はもちろん美味しかった。
二日目。今日の富山は雨予報だったのだが、少し暑いくらいの快晴となった。
天候に恵まれたおかげで予定を順調にこなすことができたので、コメダ珈琲に立ち寄り、親父とスペシャルコーヒーを飲みつつゆったりした時間を過ごした。
晩ごはんは定番のビーフカレー。適当に作っても美味しいカレーって素晴らしい料理だなぁ。
北陸新幹線がようやく開通したので、親父との旅行先を決めようとムックなどを買い込んで帰ったのだが、結局話がまとまらなかった……。
3日目の富山はとても風が強く、重い色の雲が垂れ込めているが、たまに射す日差しは暖かい。
バスの車窓から変わらぬ富山城を眺める。
予定どおり富山駅に到着したものの、まだ新しい駅前ロータリーに慣れてないせいか、別の駅に来たみたいだ。
ちなみに、新しい富山駅の中はこんな感じ。
富山駅から特急はくたかに乗るときは、必ず七越でたこ焼きを買って食べるのを楽しみにしていたのだが、新店舗に移転したらメニューから消えてしまっていた。仕方ないので、他に何かないか探したところ、懐かしい「8番らーめん」を見つけたので入ってみることに。
北陸では有名な「8番らーめん」。元々富山駅前にも店舗があったが、2011年に閉店したままとなっていたのだ。8と書かれたナルトが印象的なここの野菜らーめん、3年ぶりに食べたが変わってなくて安心した。
奥さんへのお土産を何にしようか迷ったのだが、富山県高岡市にあるセイアグリー健康卵を使った洋菓子店「フェルベール」をみつけたので、ここの紅茶シフォンケーキを購入した。ちょっと疲れたので、新幹線の時間までスタバで休憩。
北陸新幹線「はくたか」に乗り東京へ。今回もあっという間の帰省だったな。