Amazonのプライム会員になって以来、映画・ドラマ・アニメ・バラエティ番組など豊富なコンテンツを楽しめるプライム・ビデオの恩恵に浴している。
自宅にいるときは、もっぱらソニーの液晶テレビ「BRAVIA」に搭載された「Amazonビデオ」アプリで視聴していたのだが、このアプリが非常に不安定で困っていた。かなりの頻度で読込中の表示が出たままフリーズし、テレビが再起動してしまうのだ。特定の作品で起きるわけではなく、ネットワーク環境など外部要因も考えられないため、だんだんプライム・ビデオを見ること自体が億劫になっていた。
そんな折、Amazonが新しい「Fire TV Stick」を4月6日に発売するという広告を見て興味を惹かれた。「Fire TV Stick」とは、テレビのHDMI端子に直接挿して映像配信サービスなどを楽しめる、いわゆるHDMIメディアプレーヤーである。
値段も税込4,980円とそれほど高くないし、現在直面している問題の解決になればと思い購入してみたが、想像以上に視聴環境が改善されたので記録しておきたい。
まず「Fire TV Stick」の基本動作だが、クアッドコアプロセッサと専用のGPUを搭載し、802.11ac対応のデュアルバンドWi-Fiにも対応しているため、BRAVIA内蔵アプリとは比べ物にならないくらい素早く滑らかな動作を実現している。過去の視聴履歴に基づいて、事前に再生の準備をするASAP機能まで搭載しており、動画の再生は極めてスムーズだ。音声認識リモコンも優秀なので目的のコンテンツを素早く検索できる。
Amazonプライム・ビデオだけでなく、Hulu、Netflix、YouTube、AbemaTV、DAZN、dTVなどにも対応している点も素晴らしい。うちはHuluも契約しているのだが、アプリを追加すると簡単かつ快適に視聴できるので、HuluやAbemaTVなども「Fire TV Stick」で観るようになった。100万曲以上の楽曲が聴き放題のPrime Musicもアプリから簡単に再生できるので、BGMとして流すことも増えたように思う。
MiracastやiOSの対応アプリでミラーリングも可能なので、スマホやタブレットの画面をテレビの大画面で見たい方にも便利。手のひらサイズの小型端末をテレビに挿すだけで快適な視聴環境が手に入るので、興味のある方にはぜひお試しいただきたい。