新型コロナウイルスの影響で公開が再延期となっていた映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」。公開直後は凄まじい混雑ぶりだったので、客足が落ち着いてきた本日ようやく劇場へ。25年もの歳月を経た完結編、しかもこれまでを総括するような内容だけに、鑑賞後は懐かしい思い出が次々とよみがえった。

1995年のTVアニメ放映時。大学生だった自分はエヴァに登場する数々の謎に翻弄されつつ、パソコン通信やインターネットで全国にいるファンとの交流を楽しんでいた。この時できた友人とは今でも仲よくさせてもらっている。

その後いったん地元の印刷会社に就職したものの、作り手側になるという魅力に抗えず上京。ガイナックスで働いたり、貞本先生の漫画を手伝ったりした日々はかけがえのない経験となったが、自分の至らなさで迷惑ばかりかけていたことを思い出すと恥ずかしくて消え入りたくなる。

前作から時間が空いたこともあり、どんな内容になっているか不安もあったが、エヴァは最後までエヴァでとても楽しめた。ファンにとっては救いとも癒しともいえる、この素晴らしい作品を作り上げたすべての人々に心から感謝を。さらば、全てのエヴァンゲリオン。