povo2.0とリンクスメイトのデュアルSIM利用

2022.08.19  渡邉達朗

povo
2021年3月の開始当初から契約して利用していたauのサブブランド「povo」。新型コロナ感染症の影響でずっと在宅勤務が続くなか、データ容量20GBはほとんど無駄になっており、1プランしかないため節約も不可能な状態が続く。9月に後継の「povo2.0」も発表されたが、トッピングのメリットがわかりづらく移行を躊躇し、名称変更した「povo1.0」を継続利用していた。

グランブルーファンタジー
そんな中、auの大規模障害が発生し、長時間利用できない状況も発生したことから、本腰を入れて契約内容を見直すことを決意。いろいろと比較検討した結果、よく遊んでいる「グランブルーファンタジー」のゲーム連携特典が豊富なことから、MVNOサービス「リンクスメイト」を新規契約し「povo2.0」を併用する形に変更するのが、自分にとって一番メリットが大きいように感じられたので移行することにした。

povo2.0
まず、「povo1.0」と「povo2.0」の違いから。月額2,728円でデータ容量は20GB以外選べない「povo1.0」と異なり、「povo2.0」は基本料0円で、自らの使い方に合わせてデータ容量を購入(トッピング)するかたちとなる。自由度が高い反面、トッピングに有効期限があり都度追加するのが面倒だったり、180日間有料トッピングをしないと利用停止となるデメリットもあるので注意が必要だ。

今回の移行においてまず着手したのは、「povo1.0」から「povo2.0」への切り替え。同じauのサブブランドだから簡単と思いがちだが、契約情報の引き継ぎは行われず再登録する必要があり、支払方法(クレジットカード情報)などもイチから設定することになる。また、「povo1.0」では利用できた「auかんたん決済」が使えなくなるなど落とし穴もあるので、事前によく確認しておくことをおすすめしたい。

なお、「povo2.0」への切り替える際にeSIMを選ぶことも重要。自分が使用しているiPhone XS MaxはデュアルSIMに対応しているが、物理的なnano-SIMとeSIMの組み合わせしか使えないからだ。自分の場合は先に「リンクスメイト」をnano-SIMで申し込んでいたので、「povo2.0」をeSIMにする必要があったが、おそらく逆でも問題なく動作するだろう。

リンクスメイト
ちなみに「リンクスメイト」のSIMが届いたら、まずiPhone本体をauのオンラインサービスでSIMロック解除し、その後SIMカードを挿入して、リンクスメイトのサイトからAPN設定として「構成プロファイル」をインストールする必要がある。大手携帯電話会社より安い料金で利用できるMVNOサービスは「格安SIM」とも呼ばれ便利な存在だが、大手キャリアと異なりAPN(アクセスポイント名)があらかじめ設定されていないため、個別に設定する手間がかかるのだ。逆にこのAPNプロファイルがあると、大手キャリアのSIMは繋がらなくなるので要注意。

以上、開通までそれなりに手間がかかったが、最終的にはau回線を利用する「povo2.0」は通話専用、docomo回線を利用する「リンクスメイト」はモバイル通信専用という形でうまく使い分けることができるようになった。いつでも切り替えできるので、docomo回線で異常が出たらau回線を利用するといった緊急回避も行えるようになり満足している。

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povo2.0とリンクスメイトのデュアルSIM利用

2022.8.19

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