豊富なアイコンをWebフォントとして表示できる「Font Awesome」の新バージョン「Font Awesome 5」が正式にリリースされた。
これまで利用してきた「Font Awesome 4」と較べて、以下のような利点がある。
- すべてのアイコンが新デザインとなった
- アイコンの数が大幅に増えた(v4.7の675種から929種へ増加)
- 有料のProバージョンではより多くのアイコンを利用できる(1,387種)
- v4まではWebフォントだったが、v5ではJavaScriptで動的に<svg>タグを生成し文章中に直接埋め込む手法が推奨されるようになった
- モダンな導入方法が追加され、Node.jsによるサーバサイドレンダリングなども可能となった
- Font Awesome独自のCDNも提供されるようになった
- アイコンのデザインがSolid, Regular, light, Brandsの4種類に分かれ、種類別のプレフィックス(fas,far,fal,fab)が利用できるようになった
利点の多い「Font Awesome 5」だが、アイコンの命名規則やID番号が「Font Awesome 4」から一新され、互換性がないという問題もある。
これについては「fa-v4-shim.js」を読み込むことで解消できるが、アップグレード時は十分検証を行った方がよさそうだ。
なお、旧バージョンは以下URLより参照可能。
https://fontawesome.com/v4.7.0/