神楽坂らしい風情が感じられる兵庫横丁の石畳。その一番奥でカウンター7席のみの小さな鮨屋「すし ふくづか」が3月3日にオープンした。
神楽坂で深夜のみ営業するラーメン店「中華そば まる田」店主の藤森大輝と、六本木などの寿司店で腕を磨いた福塚寛希が開いた同店。店内は落ち着きのある上質な空間となっており、料理とお酒の香りと温度を楽しんでいただけるよう、夜はさらに照明の明るさを落としている。
こちらの「ばらちらし」は温かいごはんが使われていることにまず驚く。色や見た目ではなく、旨みにこだわって選んだマグロはもちろん、ほかの具材もみな美味しい。赤酢のまろやかな味わいに、おろしたてのワサビがいいアクセントになっていた。