長崎・軍艦島旅行

2019.04.22  渡邉達朗

羽田空港
週末は奥さんと長崎へ。

羽田空港
ストロベリーベリーマッチフラペチーノ レッド
羽田空港で飛行機をスタバで待つ間、気になっていた「ストロベリーベリーマッチフラペチーノ レッド」を注文した。みずみずしいジューシーさ、甘酸っぱさ、果実感など、イチゴの美味しさを目いっぱい詰め込んだ逸品。本物のイチゴを食べている以上に、イチゴの味わいを楽しめてよかった。

長崎ワシントンホテル
今回長崎での滞在先に選んだのは「長崎ワシントンホテル」。

長崎新地中華街
日本で最初の中華街「長崎新地中華街」の中にあり、電停「新地中華街」より徒歩1分という長崎観光に最適な立地が魅力だ。

長崎電気軌道
ホテルでチェックインを済ませたら、さっそく路面電車に乗り眼鏡橋へ。どこまで乗っても130円という値段が嬉しい。初日はたくさん乗る予定だったので、1日乗車券を500円で購入した。

眼鏡橋
江戸の日本橋、岩国の錦帯橋と共に日本三橋の一つといわれている「眼鏡橋」。川面に映った影が双円を描き、眼鏡に見えることからその名称がついたらしい。長崎開港から出島が置かれた鎖国時代、貿易のための水運利用によって町の中心となっていた中島川に架設された。

長崎の猫雑貨 nagasaki-no neco
長崎の猫雑貨 nagasaki-no neco
眼鏡橋の近くにある「長崎の猫雑貨 nagasaki-no neco」に立ち寄り、かわいい猫グッズを購入。

龍馬のぶーつ像
続いては幕末の英雄と評される坂本龍馬の足跡をたどるべく亀山社中跡へ。急な坂道をがんばって上ると「龍馬のぶーつ像」に遭遇。

風頭公園からの眺め
風頭公園に立つ龍馬像
風頭公園に立つ龍馬像
風頭公園に立つ龍馬像の、長崎港を凛と力強く見つめる姿は惚れ惚れするカッコ良さだった。

龍馬通り
帰りは亀山社中の同志が闊歩したという「龍馬通り」を歩く。寺町通りから深崇寺と禅林寺の間を抜けて亀山社中に続くこの道を、龍馬や幕末の志士らはよく歩いていたそうだ。

龍馬通り
龍馬通り
長崎旅行中はたくさんの猫と出会うことができて楽しかった。長崎では昔から尾曲がり猫が愛されており、今でも地元の人々の暮らしに深く馴染んでいるのだとか。神楽坂も猫の多い街だが長崎はそれ以上で、坂道や階段を歩いているとすぐに出くわす。耳の先端に切り込みが入った猫も多く、避妊・去勢手術などきちんと街で管理していることがわかり感心した。

猫
猫
人懐っこい猫が多いので、猫好きな人には本当におすすめの街だ。

一口餃子の老舗「雲龍亭 本店」
晩ごはんを食べるべく思案橋横丁へ。長崎でいただく最初の食事は、ちゃんぽんではなく餃子である。訪れたのは一口餃子の老舗「雲龍亭 本店」。

一口餃子の老舗「雲龍亭 本店」
一口餃子の老舗「雲龍亭 本店」
こちらの名物は豚ひき肉、玉ねぎ、ニラが入った特製のタネを自家製の皮に包み込み、注文を受けてから焼き上げるジューシーな餃子。

一口餃子の老舗「雲龍亭 本店」
生ビールと餃子の相性は抜群で、一緒に頼んだ豚ニラ卵とじも絶品。あまりの美味しさにもっと頼んでおけばよかったと後悔した。

天天有
思案橋横丁にある「雲龍亭 本店」で絶品餃子を堪能したあとは、すぐ隣にある「天天有」へ。

天天有
ここは昔懐かしい大衆食堂といった雰囲気で、華僑の方々の作る本場中華料理を楽しめる。

天天有
天天有
天天有の「ちゃんぽん」は、豚と鶏の出汁をブレンドしたあっさり目のスープが特徴的。あっさりとしていながらコクが深いため、しっかりとした「ちゃんぽん」の美味しさを味わうことができる。

天天有
具材も定番の魚介や豚肉、野菜がたっぷりのっていて満足できる一品。飲んだあとに食べると、余計美味しく感じるような気がした。

福砂屋
1624年創業の「福砂屋」は、カステラ本家として商標登録を有する老舗中の老舗。優しい甘さのしっとり生地と底面にたっぷり並んだシャリシャリのザラメが特徴。創業以来手作業による製造を守り続けており、添加物も使用していないので賞味期限は短め。小さな箱入りカステラ「フクサヤキューブ」をお土産に購入した。

軍艦島コンシェルジュ
長崎旅行2日目は爽やかな晴天でとても気持ちがいい。予定通り朝から軍艦島へ向かう。利用したのは「軍艦島コンシェルジュ」という上陸ツアー。今日の波は穏やかで、クルーズ船も最新型なので快適な船旅となった。

ガンショーくん
港で見送ってくれたマスコットキャラクターのガンショーくんがかわいい。

軍艦島
長崎港から南西18kmほどの沖合いに浮かぶ小さな無人島「端島」。鉄筋コンクリート造の住居群と護岸壁が戦艦のようにみえることから「軍艦島」と呼ばれている。

軍艦島
軍艦島
端島はもともと居住するのに適した島ではなく、海中炭鉱である岩礁を人が住めるように改造しつづけて形成された人工島だ。

軍艦島
せまい島に居住空間を確保すべく、日本初となる7階建て鉄筋コンクリート造アパート「30号棟」を大正5年に建設。

軍艦島
軍艦島
軍艦島
炭鉱の島として栄華を極めた昭和35年には5300人もの人々が居住し、人口密度は当時の東京の9倍に達していたという。小中学校や病院など生活は全て島内で賄えるようになり、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もそろっていた。

軍艦島
軍艦島
軍艦島
軍艦島
軍艦島
端島炭坑の石炭は良質で日本の近代化を支えたが、主要エネルギーが石油へ移行したことにより昭和49年に閉山。島民が離れてからは海風や台風で廃墟化がすすみ、現在も人の手がほとんど加えられていない。平成27年7月、明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録された。

中華料理 四海楼
軍艦島ツアーから戻ってきたらお腹がすいたので、明治32年創業の老舗「中華料理 四海楼」でちゃんぽんを食べることにした。こちら長崎ちゃんぽんや皿うどん発祥の店と言われており、ビル最上階にある展望レストランからは長崎港や稲佐山を一望できる。

中華料理 四海楼
一番人気のちゃんぽんは具だくさんで、彩り鮮やかな錦糸卵がのっているのが特徴。豚骨と鶏ガラのダシが効いたクリーミーなスープはコクと旨味があり、素材の良さが感じられる納得の美味しさ。

中華料理 四海楼
太麺の皿うどんや炒麺、海老のチリソースなど単品メニューも充実。素晴らしい眺めを満喫しながら楽しいひとときを過ごすことができた。

文明堂総本店
四海楼でちゃんぽんを食べたら、かつてオランダさんが往来した坂を登って南山手方面へ。坂道には老舗カステラ店がいくつも並んでおり、文明堂総本店では可愛い猫が接客してくれた。

大浦天主堂
国宝の「大浦天主堂」は1865年に建立された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存する木造教会では日本最古。聖堂を飾るステンドグラスには100年前のものもある。

グラバー園
続いて訪れた「グラバー園」は長崎ゆかりの偉人たちの洋風建築が集まる観光名所。

グラバー園
グラバー園
グラバー園
グラバー園
残念ながら旧グラバー住宅は耐震補強工事中だったが、国指定重要文化財の旧リンガー住宅・旧オルト住宅など歴史を感じさせる建物をいくつも見学できて楽しかった。

旧自由亭
旧自由亭
グラバー園内での休憩におすすめなのが「旧自由亭」という喫茶室。明治11年に建てられた日本初の西洋料理店で、昭和49年にグラバー園に移築された建物。オランダ人が考案したダッチコーヒーとカステラをいただきながら、しばしくつろぎのひとときを過ごした。

1,000万ドルの夜景
長崎市のランドマーク的存在で、夜景鑑賞に人気のスポット「稲佐山」。ここから眺める夜景は1,000万ドルの夜景と称されるほど美しい。長崎市街地はもちろん、雲仙、天草、五島列島まで一望できるのが魅力。2012年に世界新三大夜景、2015年には日本新三大夜景として認定されている。

清香園
素敵な夜景を見たあとは、美味しい焼肉を食べようと思案橋にある「清香園」へ。長崎在住の方がよく利用するというこちら、高級感漂う店内で炭火焼肉と生ビールを心ゆくまで楽しんだ。

長崎港
長崎旅行最終日は雨予報だったので期待していなかったのだが、予報が外れ見事に晴れてくれたので、朝から長崎港へ散歩に出かけた。

長崎の出島
江戸時代、鎖国体制を敷いていた日本で、唯一海外との貿易が認められていた長崎の出島。

長崎の出島
長崎の出島
長崎の出島
長崎の出島
長崎の出島
19世紀の島内には住居や料理部屋、蔵、番所など49棟もの建物があったという。明治期にその役割を終え、人々の記憶からも消えかけていたが、長崎市が出島の復元に着手している。

眼鏡橋
帰りの飛行機まで時間があったので、ふたたび眼鏡橋あたりを散策しに移動。土曜日と違って空いており、ぶらぶら歩くのは楽しかった。

ツル茶ん
休憩に立ち寄ったのは、昔なつかしトルコライスが有名な「ツル茶ん」。創業はなんと大正14年で、九州最古の喫茶店らしい。

ツル茶ん
ツル茶ん
「元祖 長崎風ミルクセーキ」は食べるミルクセーキとしてツル茶ん初代が考案。ミルクセーキと言えば液体状のドリンクが思い浮かぶが、ツル茶んのものはかき氷のようで美味しかった。

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長崎・軍艦島旅行

2019.4.22

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