軽さと小ささに惚れ込み、長く愛用していた11インチの「MacBook Air」。同系統で買い替えもしたが、2015年モデルを最後に後継機が出なくなり、最近はいよいよスペック的に仕事をするのが辛くなってきていた。
いま買い替えるなら、13インチの「MacBook Air」か「MacBook Pro」が候補となる。どちらも2020年モデルから悪名高きバタフライ式キーボードに決別し、シザー構造のMagic Keyboardを採用したのが大きい。
お馴染み金属製ユニボディデザインの本体はサイズ・重量ともほぼ同じで、Retinaディスプレイも同じ解像度。ローエンドで比較するとそれほど差がないだけに、どちらにしようか迷ったのだが、Adobeのソフトがとにかくメモリを大量に利用することを考慮し、32GBのLPDDR4Xメモリを搭載できるMacBook Proの上位モデルに決定した。
発売から5日ほど経った5月11日にApple Storeでカスタマイズ注文し、中国の上海から発送されたのが5月27日。自宅には5月30日に届いた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあるからか、注文してから手元に届くまでこれまで以上に時間がかかったが、いまは致し方ないと思う。
開封してまず感動したのは、これまで使っていた11インチAirとは比べ物にならないディスプレイの美しさ。最新の第10世代Intel Coreプロセッサ(Ice Lake)と高速なSSDを搭載しており、メモリも32GBあるので全ての動作がキビキビしていて気持ちがいい。スピーカーの音質も抜群だが、Touch Barに慣れるにはまだしばらくかかりそう。
一方、本体側面に4つある端子はすべてUSB-Cなので変換コネクタやハブが必要となる。いまだにApple LED Cinema Displayを使っていることもあり、MagSafeによる電源供給に対応した変換アダプター「ELECJET AnyWatt MS」と、Mini DisplayPort接続に対応するKimwoodの変換ケーブルを購入し解決した。滅多にいないと思うが、同様の問題で悩んだ方の参考になれば幸いだ。