結婚式を中軽井沢で行うにあたり、親族が遠方から来ることもあって、宿泊施設として「星のや 軽井沢」を利用することとした。「石の教会」で挙式を行う人には一部屋サービスされることも選んだ理由のひとつだが、それよりは緑美しい星野温泉でリゾート気分を味わっていただきたかったという意味合いの方が大きい。
この宿は2泊以上の連泊でないと泊まることはできず、客室に時計やテレビがないなど、日常とは異なる時間を過ごしてほしいというこだわりが随所に見られるのだが、結果としてそれが今回の目的には非常に合っていたと思う。震災直後だったこともあり、テレビがあったら報道番組ばかり見てしまっていただろうが、外界の情報が遮断されているため、一緒に食事をしたり散歩したりしつつ、語らう時間が自然と持てたのだ。
拙い写真で恐縮だが、「星のや」の素晴らしさを少しでも伝えられたら幸いだ。
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チェックインはレセプションという母屋から少し離れた場所で行う。ここでは不思議な音色を奏でる演奏を聴くことができ、旅の疲れを癒すウェルカムドリンクが提供される。
フロントのサービスは上質。
フロントから見た園内の風景。
フロント横にある売店。
メインダイニングである日本料理「嘉助」。
このようなフリースペースがいくつもある。
ライブラリーラウンジから見下ろした「嘉助」。
ライブラリーラウンジを通り抜け、客室へ向かう。基本的に移動する際は車で送迎してくれるが、谷の集落を歩くのも愉しい。
水音が心地良い川沿いの部屋。
橋はとても風情があるが、夜は暗いので懐中電灯を持っていったほうが良い。ちなみに、星を見てほしいのでわざと暗くしているそうだ。
父が泊まった山路地の部屋。
自分が泊まったのはこちら。部屋それぞれに個性があるのも面白い。
キングサイズベッド。
結婚する二人にだけ提供されるサービスドリンク。
テレビはないが、予約すれば60インチのスクリーンとDVDプロジェクターを利用することはできるそうだ。
りんご風呂。
ルームサービスは24時間利用でき、バカにできない味。
二泊目の夕食はハルニレテラスに移動し、村民食堂でいただいた。
豊富なメニューから、信州は松本地方に古くから伝わる郷土料理「投じ蕎麦」をいただく。かごにとった蕎麦を鍋に投じるというもので、味も見た目も大満足だった。
「嘉助」でいただいた三日目の朝食も素晴らしかった。言葉で説明するより、以下の写真を見ていただくのが一番だと思う。
今回「トンボの湯」や「メディテイションバス」に行く余裕がなく、星野温泉を満喫できたとはいえなかったので、機会があればまた訪れてみたい。また、京都にも「星のや」があるので、こちらも泊まってみたいものだ。