明治23年に日本の迎賓館として誕生して以来、120年余りにわたり歴史を刻み続けてきた「帝国ホテル」。日比谷公園の深い緑を望み、丸の内のビジネス街にも近い日比谷・銀座エリアに位置している。
本日は本館一階にある「パークサイドダイナー」で「帝国ホテル特製ビーフカレー」をいただいた。みゆき通りに面した窓から光が差し込む、明るく開放的な空間は居心地がいい。
第8代料理長・石渡文治郎がヨーロッパ修行中、”近代フランス料理の父”オーギュスト・エスコフィエの直弟子として習得した味が原型。みじん切りにしたたまねぎや人参、セロリなどの香味野菜をバターでしっかりと炒め、カレー粉を加えて更に炒めたものに、ブイヨンを加えてのばしたものを、裏ごしせずに野菜のつぶつぶ感を残して仕上げている。
伝統のカレーソースをベースに十数種類の香辛料を用いた特製ビーフカレーは、上品な辛さがやみつきになる美味しさだった。