週末は清里へ。立川から松本行き「あずさ」9号に乗車し小渕沢に向かう。新型車両はとても綺麗で快適だ。
冬はスキー場、夏は展望リフトとレストランの営業をしている「サンメドウズ清里スキー場」。自然降雪こそ少ないものの、標高1900mと標高が高い事に加え晴天率も高い点が魅力。八ヶ岳の峰々や富士山を展望する雄大なパノラマが素晴らしい。山頂には清里テラスの大型ソファがあり絶景と共に楽しめる。
レストラン「サンダンス」でいただいたアツアツの「野菜タンメン」が冷えた身体に染み入るようで、とても美味しく感じた。
今夜の宿がある「萌木の村」に到着。
チェックインまでぶらぶら散策していると、森の中に突然メリーゴーラウンドが現れた。「カルーセル・ドリーム」と名付けられたこちらは、多くの有名アーティストがPV撮影に使うことで知られている。
山梨県清里にある「ROCK」は1971年から続く老舗レストラン。2016年8月に全焼する事故に見舞われたが、たった10ヵ月で奇跡の復活を遂げた。
看板メニューは年間15万食出るという「ROCKビーフカレー」。甲州麦芽ビーフをたっぷり使用し、同じお皿に盛られるサラダの野菜も地元産。お米も八ヶ岳南麓でつくられるブランド米・梨北米にこだわっている。カレーの上にのったレーズンバターが癖になる味わいで美味しかった。
ROCKのもう一つの顔と言えば、八ヶ岳の伏流水とこだわりの生酵母を使って地下の醸造所で造る生ビール。今日いただいたのは世界初のジャパニーズピルスナー「HOKUTO」。「甲斐黄金」の柑橘系の香りと「信州早生」のレモンのような香りが相まって上品なピルスナーに仕上がっていた。
1976年に八ヶ岳清里最古のクラシックホテルとして開業したホテル「ハット・ウォールデン」。清里での滞在場所として、今回は「萌木の村」にあるこちらに宿泊することにした。
ソファスペースとベッドスペースがある特別室「カワセミ」は広々とした置き型のバスタブもあり居心地抜群。
ホテル内にある「Bar Perch」は落ち着いた雰囲気で、暖炉にくべられた薪の爆ぜる音がなんとも心地よい。
ウィスキーの種類も300種類以上と豊富だが、おすすめは地元のフルーツを使ったカクテル。「金柑のモスコミュール」や「桃源郷」など、ここでしか飲めない美味しいカクテルを心ゆくまで楽しんだ。
八ヶ岳清里最古のクラシックホテル「ハット・ウォールデン」で迎えた朝はとても爽やか。都会の喧噪から逃れてのんびり過ごし、鳥の声で目が覚めるなんて贅沢だ。朝食前にまだ誰も歩いていない「萌木の村」をぶらぶら散歩するのも楽しかった。
今回宿泊したホテルは野菜ソムリエの資格を持つ料理長が作り出す彩り豊かな創作料理も人気。朝食は和食も選べるが、八ヶ岳卵のエッグベネディクトが食べたかったので洋食をオーダー。木々を眺めながら楽しい時間を過ごすことができた。
清里高原の森の中に凛とたたずむ萌木の村オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」。
世界各国から収集した貴重なアンティークオルゴールや自動演奏楽器、自動人形を多数展示している。
オルゴールや自動演奏楽器によるコンサートや、精巧なからくり仕掛けの自動人形が繰り広げるパフォーマンスは楽しかった。
山梨県北杜市の古民家カフェ「deux chats」でしばし休憩。
小淵沢駅近くにある築100年の古民家を活かしたカフェと蔵のギャラリー。こだわりの食材を使用した薬膳ランチが人気で、隣接する蔵では地元作家の個展や作品展を随時実施している。
本日いただいたのは有機コーヒーとチーズケーキのセット。八ヶ岳の山麓に湧き出る北杜市の水の味は抜群で、こだわりの有機栽培の豆で淹れた珈琲は美味しかった。