富山で一人暮らしの父にそろそろ帰省しようかと電話で話したところ、こっちに来てもつまらないから温泉に連れて行けと……。そんなわけで富山から近くて父の負担が少ない温泉地を探して旅行を計画した。
北陸新幹線の糸魚川駅より、昔ながらのディーゼル列車・大糸線で30分ほど。姫川温泉は新潟県と長野県の県境・小谷村にある小さな温泉地である。
清流日本一にもなった姫川渓谷沿いに佇む「ホテル国富 翠泉閣」は囲炉裏がテーマの宿。琉球畳の和室と高齢者に優しいテンピュールのステージベッドがある部屋は居心地がいい。
自家源泉からこんこんと湧く湯量豊富なかけ流し温泉が自慢のこちら。メタケイ酸をたくさん含んだ源泉は肌を潤い、入浴後はポカポカ状態が長く続く。
広々とした大浴場や露天風呂を2人きり貸し切り状態で満喫できたのは最高の思い出。湯上がりは父と一緒に栂池の雪どけ水で仕込んだサイダーやハーゲンダッツを楽しんだ。
夕食は鮮やかな地物の夏野菜を國富謹製のあんかけで味わう会席料理。
糸魚川特産「越の丸茄子」と豚ロース肉、なめこ、オクラが入ったみぞれ鍋は絶品。
本ズワイ蟹や野菜のテリーヌ、牛フィレ肉のステーキ、桜海老の釜飯なども美味しかった。
心を洗うような美しい自然に囲まれた場所で、元気な父とゆっくり話ができたのが何より嬉しい。
2023/07/18 at 12:57
北陸というか、新潟は未踏の地です。
富山は1度だけ行ったことがありますが、日本海特有の気候が生み出す自然の恵はとても良いですよね。
食べる元気になる。
まさにこれだと思っています。
地元の鹿児島もそうなのですが、水が良い地域はご飯が美味しいですし、皆さん長生きですよね。
これからも美味しいもの食べて親子仲良くお過ごしください。
2023/07/18 at 14:12
れんげさん、コメントありがとうございます。
鹿児島は自分も一度妻と旅行で訪れたことがありますが、食べ物も美味しいし、素敵な場所だなぁと思いました。
新潟はこれから住むのでまだまだ知識不足なのですが、少しずつ慣れていきたいですねぇ。