オーソドックスな懐石料理が楽しめる神楽坂「石かわ」に対し、ふかひれやフォアグラ、キャビア、トリュフ等の輸入食材を用いながらも、かつおや昆布の出汁がベースの創作懐石を堪能できる「虎白」。
もともと「石かわ」は代表の石川氏と女将さん、現「虎白」店長の小泉功二氏が3人で始められたお店だったそうで、「石かわ」が移転することになった際に既存店を「虎白」と改名し、一番弟子である小泉氏がお店を任されたのだとか。
今回お願いしたコース料理は、先付けと揚げ物、おしのぎ、お椀、お造り、焼き物、酢物、煮物、食事、デザートの全10品。旬の食材を使用するため、時節によってメニューが変わるそうだ。
最初に出てきたのは「トリュフの茶碗蒸し」。まずこれで完全にノックダウンされた。
どの料理もこれでもかというくらい趣向が凝らされており、その複雑で独創的な味は僕の拙い言葉では表現できない。
供される器も素晴らしいものばかりで、江戸切子のグラスは一目惚れしてしまった。