「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったことでも知られる、日本初の総合結婚式場「目黒雅叙園」。2017年4月1日より施設名称を「ホテル雅叙園東京」に変更し、ホテルとしての歴史を刻むことになった。
昭和の竜宮城とも呼ばれた絢爛豪華な歴史ある建物はあちこちに螺鈿細工や彫刻が凝らされている。
今日は園内にある「KANADE TERRACE」でランチブッフェをいただいた。
オープンキッチンの竈で調理した焼きたての魚介・肉・野菜のグリル料理は美味。例によって全種類制覇を試みた結果、お腹いっぱいで移動するのが辛い。
「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、昭和10年に建てられた現存する唯一の木造建築。宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいる。
各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれていた。
百段階段で開催中のイベント「猫都(ニャンと)の国宝展 ~猫の都の国宝アート~」も鑑賞。歌川国芳から、河村目呂二、大佛次郎、横尾忠則、ますむらひろし、もりわじんまで 日本の国宝をモチーフに制作した作品をはじめ、猫の国の国宝級のアート作品が「百段階段」に集まっており、とても見応えがあった。
百段階段は最上階も風情があって素敵。訪れることができて本当によかった。